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エレクトタイムス9 1996.1.1

今こそ私は声を大にして言いたい。この片輪なる日本の音楽産業、猿真似、偽物、臆病者だらけのアーティスト達の中にあって、「マリア観音」こそは初めて、両立し得ないと思い込まされてきた相反する相容れない性質、すなわち大衆性と特殊性、独自性と普遍性、光と闇、生と死、美と醜、…その他すべての両極端を兼ね備えた存在であると。別の言い方をするならば、「マリア観音」こそは“自己表現”と“エンターテイメント”を同時に成立させ得る類い稀なる表現者であり、そしてそれは言うなれば「マリア観音」=(リーダーであり、すべての楽曲、コンセプトの創造主である)「木幡東介」という人間の唯一無二性、無限の可能性ゆえにであり、彼は彼自身の一部、すなわち自己を美化(時には卑下)、正当化するために自己の一側面のみを拡大誇示したり、自己の弱点や醜い部分から目をそらしたり覆い隠し裸の王様を気どる事も無く、まさに自己の存在意義の存亡を賭け、自己のありのままのすべてをそれこそケツの穴(あくまでも表現行為としての歌詩の上で)まで見せる程曝け出し、それをいかに歪曲、曇らせる事なく聴き手に伝わらせんがためにのみ全神経を研ぎ澄まし、精神と肉体を極限まで酷使し、トゥーマッチなまでに表現を純化させんとしている。そしてそのポリシーは作品に見受けられる異様、否、異常かつ過剰とも言えるテンションの高さ、そして“生命(いのち)を削る”とさえも形容されておかしくないライヴ・パフォーマンスに確かに反映されている。更には、赤の他人でありながら「木幡東介=(マリア観音)」を“表現”する事に自己の限界への挑戦、存在意義を賭けたバンド・メンバー、そして彼らをここまで鍛えあげ、率いてきた「木幡」。彼らの、血が滲むどころか血まみれな実情を知るゆえか、それこそまともな人間なら本来持っているべき当然の感情(怒り、悲しみ、憎しみ、殺意、欲望、愛、喜び、願いetc…)のすべてがぶちこまれた彼らのライヴを観ている際中、私は思わず感極まってしまう事がある。そして同時に、現在の「マリア観音」のライヴを観て何も感じない、感動とまでは言わないがせめて“怖い”だの“気持ち悪い”ぐらいのネガティブな要素を感じて嫌悪するならまだしも、もしも何も感じない、ひとかけらも精神の揺らぎを感じない人間が居るとするならば、私はその人間を人間とは思えない、おそらくロボットであるか、もしくは生まれてこの方一度も感動どころか涙すら流した事も無く心の底から笑った事も無いただの生ける屍、肉のかたまりだとしか思えない。生きていく上でつらい事、悲しい事などできる事なら無い方が良かろう。だがしかし無感動、無感情な人間に存在価値、存在意義などあるのか。そしてそれは幾多の存在価値、存在意義の無い、感動とはおよそ無縁なアーティスト達にも当てはまる。その様な音楽に時間を費やす事は、まるで自分自身の存在意義さえも損なわれてしまう様で全く腹立たしい事だ。まさに無意義、無価値、無意味、無自覚、無個性、無駄、無、無、無…。そこにはコケすらも生えぬ不毛の無がただあるのみだ。だが、なめくじやゴキブリにも私などの理解を超えた何らかの存在価値、存在意義があるとするならばそれもまた良し…か。

♪怒りを感じるところ 肩 下顎 脇腹 ケツの穴 燃える太陽が眩しかろうて 復讐することだらけ… 弱気な化け物どもは 力を暴力と言う 燃える太陽が眩しいか 燃える魂が眩しいか 太陽が暴力か 魂が暴力か… 魂が後ろめたいか 叩けば埃(ほこり)が出るなら止めとけ…  木幡東介作詩「蠍に貰った拳」より
この日本において存在価値、存在意義があると胸を張って堂々と言えるバンドは「マリア観音」ぐらいのものだ。


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