木幡東介
'87年、西洋のロックを模倣する日本の音楽シーンの潮流に逆らい、日本人による日本語の表現を追及すべく「マリア観音」結成。現在までに、25タイトル以上の作品をリリース。代表作として「犬死に」「開き盲目」「棄脱の天地」等がある。バンド活動休止後は、エレキ・ギター引き語り、パーカッション・パフォーマンス、ドラム・ソロ等、様々な形態のソロ・パフォーマンスを中心に、舞踏等、音楽以外のアーティストとのセッションも意欲的に行う。また、視覚的な舞台演出においても独自な方法論を模索し、自己表現における限界に挑戦。
1967年
東京に生まれる。幼少の頃よりロック、ジャズ、美術、スポーツ等に親しむ。
1983年
琴古流尺八 山口五郎氏に師事。3年弱で中途挫折する。
1985年
武蔵野美術大学彫刻学科入学。この頃よりバンド活動を開始する。ポストパンク以降のニューウェイブ(ポップグループ、ディスヒート、フライングリザーズ、アートベア-ズ、ヘンリーカウ、ジャーマンノイズ、ハードコアパンク等)に影響される。
1986年
美輪明宏、三上寛、ジャックス、友川かずき、他 '70年代歌謡曲一般に強く影響される。
1987年
これまでのバンド活動に終止符をうち、西洋のロックの模倣から完全に脱却した日本人による日本語の日本式ハードコアロックバンド「マリア観音」を結成する。
1993年
自主レーベル、エレクトレコードよりCDリリース開始。
1994年
弾き語りソロ活動開始。歌の世界をより深く追求する。
1997年
真のオリジナリティを確立するには、音楽の母体となる独自のリズムの確立が先決であると悟り、反植民地民族主義ドラマーとしてのキャリアをスタートさせる。
1999年
その植民地奴隷的価値観(異文化“特に欧米”を猿真似る事により、権威を得ようとする日本の音楽家の思想)を完全に否定する姿勢により、メンバーの自殺、失踪、ライブハウスシーンからの様々な迫害、他諸々を受けつつ、計9枚のCDのリリース、年間平均30本のライヴ活動、様々なセッションを経て現在に至る。
2001年
バンド活動休止〜その後は、主にギター弾き語りやドラム・ソロ・パフォーマンスを中心に活動し、舞踏等、音楽以外のジャンルのアーティストとのセッションも意欲的に行う。
2014年
弾き語りやドラム・ソロと並行して、「マリア観音」としてのバンド活動を再開、YouTubeに自作動画等の発表を開始。
2017年9月
「マリア観音」名義にて完全独演によるバンド・サウンドの2枚組CD「全滅しても愛だけが遺る」発表。
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