LYRICS


義眼

とって付けた不自由な左目でいいなら
焼かれつぶされたおまえの左目に
代わりに差し上げようか

網の目の夜には腐った裸ばかりが
次から次へとどいつもこいつも
もしも地獄というものがあるとするならば
舌を噛むことも出来ないかわり
擦り切れるまで恥知らず

淀みの中のそのまた上澄みの中で
役にも立たない交わる片目を潰す

あぁ目を隠してたはずなのに
片目で目と目が出逢った
恥ずかしくて そして

あぁ見ちゃいけないはずなのに
片目で目と目が出逢った
恥ずかしくて そして


収録CD
義眼(ER003)
売国奴(ER015)
木幡東介 独演独唱(ER022)
全滅しても愛だけが遺る(ER029)
マリア観音のためのフリー・ロック・ドラミング(ER030)


漆黒界

どす黒い欲望だと 誰しもに吐き捨てられたならば
売り渡したら無期懲役 死ねない地獄 無期懲役

耳鳴りに聞こえたら おまえの声さ おまえの声さ
本当の声さ 本当の声さ 世界の声さ 世界の声さ
明るい世界は 明るい世界は何処だ 此処だ 誰だ 俺だ

ああ黒い色が 悪の色と決め付けられてから
黒豹は 黒豹は 黒い鳥と十把一絡げ
ああ黒く澄み切った 底の無い掟だから
漆黒の暗闇が 白い肌の寝込みを襲う
白く劣ってる赤い目(青い目)の 無期懲役囚はたじろぐ
自由が怖いから 夜になると眠るのさ
黒豹さ 黒豹さ 黒い鳥と十把一絡げ
自由が怖いから 夜になると眠るのさ

どす黒い欲望だと 誰しもに吐き捨てられたならば
売り渡したら無期懲役 死ねない地獄 無期懲役

幻に見えたなら おまえの色さ おまえの色さ
本当の色さ 本当の色さ 世界の色さ 世界の色さ
明るい世界は 明るい世界は何処だ此処だ 誰だ 俺だ


収録CD
犬死に(ER005)
漆黒界(ER008)
懺悔の釣場(ER009)
絶滅動物記(ER028)
マリア観音ライヴCD-R(ECR009)
犬死に トゥーマッチ・エディション(ECR026)


秋から冬へ

秋から冬へ
切り立つ谷間を見下ろす二つの黒い影
罅割れた両手で掬った水を飲み干す男
獲物を待ち侘びた重い銃身が
失ったかつての愛の儀式を物語る

再び巡り来る視界すれすれに
暁は秋あかねの群れの背に乗ってやってくる
あといつどの場所で逢えるのだろう
血で染まる大空が俺の孤独を嘲笑う

恋焦がれ・・・

火柱は裏切りを遂に受け入れた
戻って来たいと思った時には遅かった
約束の地はもはや跡形も無く
秋あかねの群れと共に焼き尽くされた

秋空は暁を拒みながら
ためらいがちにとまどいがちに
恥ずかしそうに拒みながら
澄み切った冬空はもう来ない
皮膚を切り裂いた
沢風はもう来ない
秋風は・・・

さしずめ孤独と想っていたものは
勘定ずくめの紛物
やっと見つけたと思った季節の欠片
言い訳だらけの偽善の風が
言い訳だらけの襟を舐め回す
言い訳だらけの腕をすり抜ける
言い訳だらけの脇を掠め取る
言い訳だらけの偽善の風が
言い訳だらけの首を挿げ替える
言い訳だらけの足に絡みつく
言い訳だらけの方に寄り添った

言い訳だらけの四面楚歌
言い訳だらけの四面楚歌
言い訳だらけの四面楚歌
言い訳だらけの四季折々

空を見失った 空を見失った
空を見失った 空を見失った


収録CD
絶滅動物記(ER028)
デモCD-R(ECR010)
宿命まみれ(ECR011)
木幡東介デモCD-R(ECR012)